「まいります」意味とビジネス例文&メール作成例。言い換え集と敬語用法

「まいります」は、「行く」の謙譲語で、相手に対して自分が行動することを丁寧に伝える表現です。ビジネスシーンでよく使われ、礼儀正しく自分の動きを知らせる際に便利です。

「まいります」ビジネスにおける意味

  • 自分が行くことを謙虚に伝える
  • 敬意を持って相手に知らせる
  • 正式な場面で使用する

ビジネスで使える例文

ビジネスシーンでは、「まいります」を使うことで、相手に対する敬意を表現しながら自分や自社の行動を伝えることができます。特に、訪問や報告、説明など、さまざまなシチュエーションで「まいります」を使うことで、丁寧な印象を与えることができます。以下に、具体的な例文を示します。

明日の会議にまいりますので、よろしくお願い致します。
お客様の元へまいります
ただ今からそちらにまいります
来週の月曜日にオフィスへまいります
午後3時に会議室へまいります
サービス向上のため、アンケートをお届けにまいります
お手伝いのため、すぐにまいります
ご依頼の件についてお伺いにまいります
明日の午前中にまいります
現地調査にまいります
会議が終わり次第まいります
後ほどオフィスへまいります
私が直接まいりますので、よろしくお願いします。
担当者がご説明にまいります

上記の例文は、さまざまな状況で使える「まいります」を含んでいます。自分の行動を丁寧に伝え、相手に対して敬意を持ったコミュニケーションを心掛けることが大切です。

ビジネスでのメール作成例

掲題:新製品のご案内
株式会社グリーン商事
田中様

お世話になっております。

この度、新製品のご案内にまいります

来週の火曜日、午前10時にお伺いできればと考えております。

ご都合の良い時間をお知らせいただければ幸いです。

何卒よろしくお願い申し上げます。

株式会社ブルースカイ
営業部 鈴木一郎

メールを書く際のポイントは、相手に対する敬意を忘れずに、適切な敬語を使うことです。また、具体的な日時や目的を明確に記述することで、相手が内容を理解しやすくなります。

「まいります」をビジネスで使う効果的な場面

「まいります」は、以下のような場面で使うと効果的です。

  • 会議や打ち合わせの予定を知らせる時
  • 訪問の日時を伝える時
  • 上司やお客様に自分の行動を報告する時
  • 正式な場面で自分の動きを知らせる時
  • 業務上の確認事項を伝える時
  • 顧客対応で訪問する際

「まいります」目上の人に使う敬語

「まいります」は、「行く」の謙譲語です。以下に分解して説明します。

  • 行く(基本形)
  • まいる(謙譲語)
  • まいります(丁寧語)

目上の人に使う際には、相手に対する敬意を込めて使います。例えば、「社長、これから会議にまいります」といった形です。

言い換え&類語

「伺います」
相手の場所に行くことを謙譲語で表現した言葉です。
「参上します」
相手のもとに赴くことを強調して表現します。
「訪問いたします」
相手の場所を訪れることを丁寧に伝えます。
「お邪魔します」
相手の場所に行くことを謙虚に表現します。
「出向きます」
相手のもとに行くことを直接的に伝えます。
「出かけます」
自分の行動を控えめに表現します。
「顔を出します」
軽い訪問を表現します。
「足を運びます」
わざわざ行くことを表現します。
「お伺いします」
相手の場所に行くことを謙譲語で表現します。
「見えます」
相手が来ることを丁寧に表現します。
「到着します」
目的地に着くことを伝えます。

言い換えをするときは、相手や場面に合わせて選ぶことが大切です。同じ意味でも微妙なニュアンスの違いを意識しましょう。

「まいります」間違った使用法

以下に、間違った使い方を示します。

  • 「まいりますか?」:自分の行動についての質問に使うのは間違いです。
  • 「まいりました」:過去形で使う場合は別の謙譲語を使うべきです。
  • 「行ってまいります」:二重敬語になるので避けるべきです。
  • 「来てまいります」:不自然な表現なので避けましょう。
  • 「まいりましょう」:提案や誘いには使いません。
  • 「まいりたいです」:希望を表現する際には「伺いたいです」などが適切です。

これらの例は、ビジネスシーンでは不適切な表現であり、丁寧さや敬意が不足しています。

まとめ

「まいります」は、ビジネスシーンで非常に便利な表現です。自分の行動を丁寧に伝えることで、相手に対する敬意を示すことができます。

正しい使い方を身に付けることで、より良いコミュニケーションが図れます。敬語を適切に使うことは、信頼関係の構築にも繋がります。ぜひ、日常業務で「まいります」を使ってみてください。