「訪問させていただきます」ビジネスでの意味と例文まとめ。メールの書き方と正しい敬語の文法

2024.04.08

「訪問させていただきます」という表現は、自分から他人の場所へ行くことを予告しつつ、その行動が相手にとって負担にならないようにという敬意を込めた謙虚な気持ちを示す言い方です。

このフレーズを使うことで、訪問の意志を伝えると同時に、相手の許可を得る意向を尊重する姿勢を見せることができます。

「訪問させていただきます」ビジネスでの意味

ビジネスシーンにおいて、「訪問させていただきます」という言葉は、クライアントやビジネスパートナー、他部署への訪問を予定している際に用いられます。

この表現には、相手の時間やプライバシーを尊重し、訪問が相手にとって不都合でないかを配慮する態度が含まれています。

  • 相手に事前に訪問の意向を伝えることで、スムーズなアポイントメントの設定が可能になります。
  • 訪問の目的を明確にすることで、相手に対してその訪問が何故重要なのかを理解してもらえます。
  • 訪問日時や目的など、具体的な情報を伝えることで、相手が訪問に備えることができます。
  • 相手の都合を最優先に考え、柔軟に訪問日時を調整する姿勢を見せることが大切です。
  • 訪問の際は、相手の時間を尊重し、約束した時間内での効率的な話し合いを心がけることが重要です。

場面別ビジネス例文

来週、ご都合の良い時間をお知らせいただければ、訪問させていただきます。
新しいプロジェクトについて、詳しくお話しできればと思いますので、訪問させていただきます。
ご提案させていただきたい事項がございますので、明日10時に訪問させていただきます。
製品サンプルをお持ちして、訪問させていただきます。
契約書のご説明のため、明後日の午後に訪問させていただきます。
フィードバックを直接伺いたく、訪問させていただきます。
次期プロジェクトの進行について、ご相談させていただければと思い、訪問させていただきます。
不具合報告と改善策の提案のため、訪問させていただきます。

「訪問させていただきます」を使うビジネス場面

  • クライアントや顧客との打ち合わせのために訪問する時
  • 新しい商品やサービスの提案のために訪問する時
  • 契約書や重要な書類の説明のために訪問する時
  • プロジェクトの進行状況や結果を報告するために訪問する時
  • ビジネスパートナーとの関係構築のために定期的に訪問する時

ビジネスメール例

掲題：来週の訪問について
○○○○株式会社
○○様

貴社におかれましては益々ご発展のこととお慶び申し上げます。

先日はお忙しい中、貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。

さて、ご相談させていただきたい件がございますので、来週月曜日に訪問させていただきます。

ご都合の良い時間帯をお知らせいただけますと幸いです。

何卒宜しくお願い申し上げます。

「訪問させていただきます」間違った使用法

  • 「明日、急にですが訪問させていただきます」→急な訪問の予告は相手に負担をかける可能性があるため適切ではありません。
  • 「もう訪問させていただきます」→訪問の前提として相手の同意を得ていない表現は不適切です。
  • 「あなたの家に訪問させていただきます」→プライベートな場所への訪問はビジネス用語として不適切な場合があります。
  • 「何度も訪問させていただきます」→頻繁な訪問を予告することは、相手にとって負担となる可能性があるため注意が必要です。

言い換えまとめと解説

「お伺いいたします」
よりフォーマルなシチュエーションで使える、訪問の意志を伝える別の表現です。
「ご訪問いたします」
自分から積極的に訪問する意向を示す際に用いられます。
「拝見させていただきます」
訪問して何かを見せてもらう際に使う表現です。
「お邪魔します」
よりカジュアルなシチュエーションでの訪問を伝える際に使用します。
「伺わせていただきます」
「訪問させていただきます」と同様に、訪問の許可を丁寧に求める言い方です。
「お目にかかります」
訪問によって相手と会うことをエレガントに表現したい時に使います。
「ご面会いたします」
ビジネスでの公式な訪問や会見を予定している時に適した表現です。
「お立ち寄りします」
比較的カジュアルなシチュエーションで使える、訪問を伝える表現です。
「参上いたします」
非常にフォーマルな状況で、自分から訪問する意志を示す古風な表現です。
「ご挨拶に伺います」
訪問の目的を挨拶に限定したい時に使用する言い回しです。

「訪問させていただきます」目上に使う敬語

「訪問させていただきます」というフレーズは、謙譲語の一種で、自分の行動を控えめに述べる際に使用します。

「させていただきます」は自分の行為を許可してもらうことを意味し、これにより相手に対する敬意を表現しています。

目上の人に対して使用する際は、この表現を通じて自分の訪問が相手にとって負担にならないよう、事前に許可を得る意向を強調することが重要です。

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