「ほんとうに危ない!中国経済」の紹介

中国の経済は崩壊の危機に瀕しています。富裕層1%が経済全体の40%の富を握るこの現状は、持続可能性に深刻な疑問を投げかけています。

目次
第1章 「2008年危機」と中国経済の危うさ
2008年の夏、中国経済はどのような危機的局面を迎えたのか?最高指導部の動向を解析し、問題の本質を探ります。

第2章 「中国経済回復」のジレンマと実態
経済悪化の連鎖と、それを打開しようとする政府の景気対策の限界。専門家が見た現実とは何か?

第3章 2010年、中国経済の最大の試練
経済のみならず社会全体を蝕む「中国病」の恐ろしさを明らかにします。経済の異変と、直面する「五つの困難」と「五つのリスク」。

第4章 不動産バブルの膨張とその崩壊
不動産バブルがもたらした問題点と「房奴」と呼ばれる現象。不動産業の役割を徹底検証。

第5章 社会危機と政治危機の接近
中国を揺るがす複数の「時限爆弾」。保守政策と「蟻族」と呼ばれる若者たちの未来。

『中国経済: 崩壊の危機』は、中国経済の現状とそれが直面している持続可能性の問題に焦点を当てた重要な一冊です。この書籍は、中国で富の集中が極端に進んでいる現状を詳細に分析し、それが社会や経済全体に与える影響を議論しています。

特に、富裕層1%が経済全体の40%の富を握るという事実に基づいて、このような富の不均等が経済の崩壊にどのようにつながる可能性があるのかを、統計データ、専門家のインタビュー、事例研究を交えて解説しています。また、持続可能な発展への道を阻む要因として、政策の不透明性や市場の歪みなど、多くの内部問題にも光を当てています。

本書は、経済学者はもちろん、国際関係や経済政策に関心を持つ一般読者にも理解しやすい構成となっており、中国の経済動向が世界に与える影響を深く理解するための有益なリソースです。この著作を通じて、読者は中国経済の脆弱性とそのグローバルな影響を把握し、将来への対策を考えるための重要な知見を得ることができるでしょう。

著者紹介:石平
1962年、中国四川省成都市に生まれ。北京大学で哲学を学び、1988年に来日。神戸大学大学院で文化学を専攻し、博士課程を修了。2002年には『なぜ中国人は日本人を憎むのか』を著し、以降、評論活動に専念。中国の政治経済に対する鋭い洞察で知られ、拓殖大学客員教授としても活動しています。