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鯛と羊
鯛と羊

日本と中国、食から見る文化の醍醐味

莫 邦富(もー ばんふ)
\1500
2009.7
978-4-7593-1079-5


日本と中国、同じ漢字圏に属し、同じ漢字を使いながら、その文化、生活習慣、文学、食生活の根っこは、まるで違います。本書は、上海外国語大学で教鞭をとり、日本問題の専門家を志した著者がその面白さ、魅力に取り付かれ、食を通して探る文化論です。
日本は周りを海に囲まれた海洋国家、中国は狩猟民族の打ち立てた牧畜国家。日本語の魚や魚卵の名前の豊富さが独特である一方、中国語の牛、馬、羊などの家畜の部位の多さは、日本人の想像以上です。そこから派生する文学的表現、例えば美女を表す場合、前者は「白魚」、後者は「凝脂」。人生訓のことわざでも、日本では「腐っても鯛」、中国では「痩死的駱駝比馬大」(痩せて死んだ駱駝は馬より大きい)となります。
本書は、中国語を母国語とする著者が、日本人も知らない日本語を駆使して、言語の奥行き、広さの面白さを縦横無尽に語った一冊です。



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