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トランプショックがせまる ―貿易戦争・核戦争の危機―
著 者
宮崎正弘
定 価
  本体1000円+税
発 行
  2017.1
ISBN
  978-4-7593-1518-9
トランプノミクス
トランプ大統領は日本再生のチャンス!

2016年11月、アメリカの次期大統領が共和党ドナルド・トランプに決定しました。そして2017年1月20日、トランプ大統領の就任式が行われました。今後の日米関係に対して不安な思いを抱える人も多いでしょう。しかし、著者は「トランプノミクス」を日本経済の復活、そして日本の自立のチャンスだととらえます。トランプ大統領によって世界の基軸がどう変わるのか、アメリカ経済の今後、その影響は中国やロシアにどう波及するのか、そして日本との関係は……。著者の現地取材による最新レポートは、今の日本人がいちばん知りたい情報が満載です。


プロローグ 「トランプノミクス」見参

第一章 トランプ政権へマグマが噴き出した

第二章 アメリカの衰退は回避できるか

第三章 「国際秩序」の大転換を迎える時代

第四章 中国の脅威に直面する日本、米国、そしてアジア諸国

第五章 トランプノミクスを読み解く

第六章 日米同盟の近未来を予測する

エピローグ 日本よ、ひるむな、恐れるな


個人的な想い出から書き始めたい。筆者がドナルド・トランプと会ったのは四半世紀前で、「あなたは将来、大統領に打って出るか」という問いと、「(天下の名門)プラザホテルを買収しようとするのはなぜか?」を聞くことだった。
当時、時事通信社から出ていた『世界週報』に依頼されて、来日中だったトランプの記者会見場にインタビューに出かけたのだ。
トランプは若々しく野心的でキラキラと輝いていた。ボクシングのマイク・タイソンの日本の試合の応援にきていた。長身で金髪が揺れ、すでに映画スター並みの知名度があった。トランプと筆者は同年齢でもある。
「プラザホテルを手に入れたいのは、そこにモナリザの絵があったら、どうしても欲しいと思うだろう」
彼は挑発的に答えた。
いま振り返ってその言葉を反芻すると、彼にとって「大統領」とは、どうしてもなりたいから挑戦した、モナリザの絵を手に入れたいようにプラザホテルを買収した如く。そして彼には、本能的に時代の流れと民衆の期待、要求を読むカンがあった。ということは長期的な国家ヴィジョンを明確に抱かないままに、とりあえず欲しいポストを手に入れたということである。
英語でトランプとは「切り札」という意味である。付随して「喇叭(らっぱ)」(トランペット)という意味もあるが、日本で一般的に使われているゲームのトランプは英語では「PLAYING CARDS」である。だから「向こうがトランプならこちらは花札で」という比喩は英語世界では通らない。
それはさておき、トランプ政権は米国再生の切り札となるのか。
トランプが商標登録までしたキャッチフレーズが「米国を再び偉大に」(MAKE AMERICA GREAT AGAIN)であるように米国は本当に再生できるだろうか?

連日トランプ大統領に関する話題が、ニュースをにぎわせています。日本のマスコミも誰も予想できず、誰もが驚きをもって迎えたトランプ大統領誕生の意味を理解するために、助けとなるような一冊です。


宮崎 正弘(みやざき まさひろ)

1946年金沢市生まれ、早大英文科中退。「日本学生新聞」編集長。貿易会社(東京エクスプレス)経営を経て『もうひとつの資源戦争』(講談社)で論壇に。中国問題をはじめ、世界情勢の深部に斬り込み分析するレポートに定評がある。ニクソン、フォード元米大統領やトランプ氏など世界の要人とのインタビューも多い。
『ウォールストリートジャーナルで読む日本』(光文社)、『ウォール街 凄腕の男たち』(世界文化社)、『ブッシュ戦略、次の四年』(泰流社)、『クリントンの日米経済』(銀河出版)など米国通でもあり、ニクソン元大統領の『リアルピース』の翻訳者。
著書に『中国大恐慌後の世界と日本』(徳間書店)、『日本が全体主義に陥る日』(ビジネス社)、『中国の時代は終わった』『トランプ熱狂、アメリカの「反知性主義」』(海竜社)、など200冊を越える。





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