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あのころ、うちのテレビは白黒だった 昭和の時代のふつうの暮らし
著者
平野恵理子(ひらの えりこ)
定 価
  本体1500円+税
発 行
  2020.08
ISBN
  978-4-7593-1712-1
あのころ、うちのテレビは白黒だった 昭和の時代のふつうの暮らし
昭和30〜40年代の世界へようこそ!

おかっぱ頭、短いスカート丈、素足に下駄、未舗装の道路、家屋の薄い板壁、生垣に洗濯物。高度経済成長期のまっただ中、みんなが前方上向きで精一杯頑張っていました。明日は今日より明るい感じ。(「はじめに」より)

昭和30年代後半〜40年代前半(1960年代)の頃の日本は、「ビンボー」だけど心豊かで、誰もが毎日の生活をゆったりと楽しく、季節の移ろいとともに過ごしていました。
その空気を、美しいイラストと温かな文章で描いたのが本書。かつてこの時代を体験した方も、「古き良き時代」として憧れを抱く若い方も、ページをめくりながら昭和の生活を味わってください。


はじめに

第一章 玄関
第二章 居間
第三章 客間
第四章 子供部屋
第五章 台所
第六章 寝室
第七章 洗面所
第八章 浴室とトイレ
第九章 縁側
第十章 庭
第十一章 年中行事とお祭り
第十二章 旅
最終章 忘れられないものたち

おわりに


人や家族、また場所によっても使う物や暮らしの内容は変わってくると思いますが、それでもその時代の空気感は、その時を過ごした人となら何かしら共有できるものがあるはずです。自分にとっては懐かしく大切な六〇年代をカプセル詰めにしたい、そんな思いで書きました。
六〇年代当時を知っている方も、まだ生まれていなかった方も、独特の温かみがあった「あのころ」を味わっていただけたのなら、この一冊を書いた甲斐があったというものです。


昭和50年代生まれの自分にとって、昭和30〜40年代は近くて遠い不思議な世界でした。
「カラーテレビではなく白黒の画面で番組を観るって、どんな気持ち?」「毎日、薪を焚いてお風呂に入るなんて大変そう。でも楽しそう!」「竹の物干し竿に洗濯物がはためく風景を見てみたい!」などなど。

本書では、その頃子供だった著者の視点で、日常の風景を鮮やかに蘇らせています。
玄関の引き戸をカラカラと鳴らして入り、ちゃぶ台が置かれた居間を通って、客間、子供部屋へ。ダイヤル式の黒電話、リリヤンとおはじき、湯たんぽ、蚊帳など、今ではなかなか触れることができない生活道具やおもちゃが現れ、思わず引き込まれます。
縁側での日向ぼっこや季節感あふれる年中行事、冷凍ミカンを食べながらの列車の旅も、この本を開けば体験できるのです。

読み終えたあと、当時を過ごした家族や友人たちにも見せて、「かつての昭和」をあれこれ語り合いたくなる本です。


平野恵理子(ひらの えりこ)
1961年、静岡県生まれ、横浜育ち。イラストレーター、エッセイスト。山歩きや旅、暮らしについてのイラストとエッセイの作品が多数ある。著書に『五十八歳、山の家で猫と暮らす』(亜紀書房)、『こんな、季節の味ばなし』(天夢人)、『庭のない園芸家』(晶文社)、『きもの、着ようよ!』(筑摩書房) 、『散歩の気分で山歩き』『私の東京散歩術』 (山と溪谷社)、『平野恵理子の身辺雑貨』(中央公論新社)、『にっぽんの歳時記ずかん』(幻冬舎)、『歳時記おしながき』(学研プラス)など。絵本・児童書に『きょうはなにして遊ぶ? 季節のこよみ』(偕成社)、『ごはん』『たたんで むすんで ぬのあそび』(福音館書店)、『和菓子の絵本』(あすなろ書房)など。共著に『浅草でそろう江戸着物』(富田里枝・文、晶文社)など。





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