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老い力(ぢから)
老いぢから


佐藤愛子(さとう あいこ)

本体1000円+税

2018.4

978-4-7593-1605-6



今どきは、女性はいつまでも元気に、楽しく、美しく、若々しく生きることが一番の価値になっているようです。しかし、著者は50代頃から老いや死の現実をまっすぐに見据えてエッセイに綴ってきました。「超現実主義」の著者は、加齢と共に皮膚はたるみ、シワシワ、シミシミになることやボケることが自然ならば、静かにその現実を受け入れるしかないと考えます。そして、できれば、毅然と、自分の気質に従って、苦労を厭わず、ジタバタせずにつつがなく人生をまっとうしたいと願うのです。
50代――「本当の年寄りになる前に覚悟を決める。60代――孤独に耐えて立つ老人になりたい。70代――それでも仕事をするのは一番楽しい。80代以後――自然に逆らわず時の流れに沿って。
何度読んでも思わず吹き出してしまう“おかしみ”と、そうだそうだと膝を打ちたくなる“本音”への共感。愛子節は読む人に、そこはかとない人生の哀歓とともに明日への活力を与えてくれます。


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